トナーパッドとは?化粧水との違い
トナーパッドは、化粧水(トナー)をパッドにたっぷり含ませた、拭き取りタイプのスキンケアアイテムです。「拭き取りパッド」とも呼ばれ、洗顔のあとに肌をなでるように使います。
化粧水との違いは、使い方にあります。ふつうの化粧水は、手のひらやコットンに自分で取って使います。トナーパッドは、はじめから液を含んだパッドを取り出して使うので、コットンを用意したり、量を決めたりする手間が少なくなります。
中身の考え方は商品によってさまざまです。うるおいを与えるタイプもあれば、拭き取ることを目的にしたタイプもあります。「トナーパッド」という名前だけで中身を決めつけず、商品の説明や成分表示を見て選びましょう。化粧水そのものの選び方は化粧水の選び方の記事にまとめています。
トナーパッドを取り入れる理由
化粧水があるのに、なぜトナーパッドを選ぶのでしょうか。理由として挙げられることが多いのは、次のような使い勝手の面です。
- 手間が少ない。コットンを用意して化粧水を含ませる工程がなく、洗顔のあとにパッドを1枚取り出すだけで使いはじめられます。朝の支度や、疲れて帰った夜のように、ケアに時間をかけたくない日にも続けやすい形です。
- 1回に使う量がそろう。1枚ごとに含まれる液の量が決まっているため、「今日はつけすぎた、少なすぎた」と迷いにくくなります。
- 拭き取る使い方が好みに合う。手でなじませるより、パッドで肌をなでる使い方のほうが気持ちよく続けられる、という方もいます。
- ケアの流れに組み込みやすい。洗顔のあとの「最初の1ステップ」として決めておくと、その先の美容液や乳液につなげやすくなります。
一方で、パッドは使い捨てのため、化粧水を手でなじませる方法に比べてごみが出ます。1枚あたりの費用も、商品ごとに違います。また、拭き取るときに肌をこすりすぎてしまうと、負担になることもあります。便利さと、自分の肌・予算・続けやすさをあわせて考えて、取り入れるかどうかを決めましょう。
トナーパッドの使い方と順番
使い方は商品ごとに案内が違います。ここでは、一般的な流れの例を紹介します。実際に使うときは、パッケージや商品ページの「使い方」を必ず確認してください。
- 洗顔のあと、タオルで水分をやさしくおさえる。顔をふいてから使うよう案内されている商品が多く見られます。
- パッドを取り出す。ピンセットが付いている商品は、指で直接ふれずに取り出せます。使ったあとは、ふたをしっかり閉めて保管します。
- 目と口のまわりを避けて、顔を拭く。ごしごしこすらず、肌をなでるように動かします。
- そのあとのケアにつなげる。化粧水を使うかどうかや、そのあとの美容液・乳液・クリームの順番は商品によって案内が違います。基本の流れは「洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液・クリーム」です。導入美容液を取り入れる場合の順番は導入美容液の記事で整理しています。
使う頻度や回数も、商品によって案内が違います。毎日使うものなのか、肌の状態を見ながら使うものなのかは、表示を確認してから決めましょう。
買う前に、パッケージで確認したい4か所
1. 成分表示:何が入っているかを知る
日本で売られている化粧品は、原則として、配合されているすべての成分の名称を「全成分表示」として載せることになっています。トナーパッドも同じです。
拭き取りタイプには、乳酸やサリチル酸のような酸の成分や、エタノール(アルコール)が入っている商品もあります。これらの成分が入っているからといって、よい・悪いと決まるわけではありません。ただ、肌の状態によっては刺激を感じることもあるため、過去に肌に合わなかった成分がある方は、購入前に確認しておくと安心です。
2. 枚数:使い切れる量か
トナーパッドは、容量がml・gではなく「枚数」で表示されます。1日に何枚使うかをイメージして、使い切れそうな枚数を選びましょう。毎日使うつもりでも、季節が変わると肌の調子が変わることがあります。はじめて使うブランドなら、まずは少なめの枚数から試すのも無理のない方法です。
3. パッドの質感:両面タイプか、片面か
パッドには、表面にエンボス(凹凸)加工があるものと、やわらかいコットン状のものがあります。表と裏で質感が違う両面タイプの商品は、使い方の案内もそれぞれの面で分かれていることがあります。肌ざわりの好みは人それぞれなので、商品ページのパッドの説明を目安にしてください。
4. 使うタイミング:朝か、夜か
「トナーパッド 使い方」で調べると、「朝」「夜」「メイク前」といった言葉がよく並びます。朝の支度に取り入れたい方もいれば、夜のケアの最初に使いたい方もいます。使うタイミングは、自分の生活のなかで続けやすい時間帯で選べば大丈夫です。商品によっては、使う時間帯や回数に案内がある場合もあるため、あわせて確認してください。
乾燥が気になる秋冬は、拭き取ったあとのケアを丁寧にするのも大切です。夜の保湿の考え方は秋の乾燥ケアの記事でも紹介しています。
例:メディキューブのゼロ毛穴パッド2.0の表示を読む
ここからは、この4か所を実際の商品に当てはめてみます。例にするのは、韓国で2016年に始まったスキンケアブランド・medicube(メディキューブ)の「ゼロ毛穴パッド2.0」です。日本のAmazonでは「Medicube Zero Pore Pad 2.0 (70 Pads)」という名前で販売されています。
商品ページの案内では、次のような内容が載っています。
- 枚数:70枚入り。
- 付属品:中ふたとピンセットが付いています。
- パッドの質感:表面のエンボス面と、裏側のやわらかい面を使い分ける両面タイプ。
- 使い方:洗顔のあと、顔をふいてから、エンボス面で顔を拭き、裏のやわらかい面でなじませるよう案内されています。目と口のまわりを避けて使うことも書かれています。
- 主な成分:乳酸、サリチル酸、エタノールなどが記載されています。
4か所に当てはめると、「成分は酸の成分とエタノールを含む」「枚数は70枚」「質感は両面タイプ」と整理できます。使うタイミングや頻度、そのあとのケアは、パッケージと商品ページの案内を確認してください。全成分表示は、パッケージや商品ページでご確認ください。
※この記事の製品情報は、@cosmeなどに掲載された商品情報と、Amazonの商品ページの表示をもとにしています。商品名・枚数・全成分表示が、見ているものと同じか、購入前に確認してください。「ゼロ毛穴パッド」は商品名であり、効果を示すものではありません。
メディキューブ(medicube)ゼロ毛穴パッド2.0 70枚入り
- 70枚入り、中ふたとピンセット付き(商品ページの案内)
- エンボス面とやわらかい面の両面タイプ
- 乳酸、サリチル酸、エタノールなどを含む(商品ページの記載)
使う前に気をつけたいこと
- はじめて使うときは、パッチテストから。やり方は導入美容液の記事で紹介しています。
- 酸の成分やエタノールを含む商品は、肌の状態を見ながら使う。乾燥や肌あれが気になるときや、敏感に傾いているときは、無理に使わないでください。
- 傷、はれもの、湿疹などがある部分には使わない。
- 目に入らないように注意する。入ったときは、すぐに水かぬるま湯で洗い流してください。
- 赤み、かゆみ、刺激を感じたら使用をやめる。そのまま続けず、皮膚科医に相談してください。
トナーパッドは、手軽さが魅力のアイテムです。だからこそ、「成分表示」「枚数」「パッドの質感」「使うタイミング」の4つを見て、自分の肌と生活に合うものを選んでみてください。